初心者が仮想通貨取引で5万円損した話|失敗から学んだ2つのこと
突然ですが皆さん、「仮想通貨」やったことありますか?
最近、また、ビットコインの価格が700万円を超えたということで仮想通貨界隈が再度盛り上がりを見せています。
そこで今回はその流行に乗り、僕自身が大学生時代、仮想通貨で5万円損した時のエピソードを紹介していきたいと思います。
この記事では「僕が大損してしまった経緯」、「この失敗から学んだこと」を紹介していきたいと思います。
仮想通貨で大損するまでの話
仮想通貨で大損するまでの経緯を時系列を簡単にまとめると以下の通りになります。
- 2019年春 ブロックチェーンプログラミングを学ぶ
- 2019年春 ビットコインを初購入
- 2019年夏 仮想通貨市場は好調
- 2019年秋 仮想通貨市場の雲行きが怪しくなり、短期トレードを始める
- 2019年秋 気づいた時には5万円がなくなっていた
詳しくそれぞれ説明していきます。
技術的興味から仮想通貨の世界へ
僕が仮想通貨の世界に足を踏み入れたのは2019年の3月でした。
元々、普通の大学生だった僕は仮想通貨の存在があることは知っていたのですが、特にそこまで興味はありませんでした。
何となく暴落など怖い印象があり自分には程遠いものだと感じていました。
そんな中、ある日、大学で「ブロックチェーンプログラミング講座」があるということを知りました。
「ブロックチェーン」についても仮想通貨同様、「名前は知ってるけど詳しいことは何も知らない」という状態でした。
しかし、その当時、エンジニアとして就職したいという気持ちがあったので、「ブロックチェーン」という最先端の技術を学べるのは大きなチャンスだと思い、参加することを決めました。
ブロックチェーンの思想は興味深い
ブロックチェーンの講座では技術的な話題だけでなく歴史、社会的な背景まで学ぶことができました。
学んだことの一部を紹介してみます。
- ビットコインを生み出したのは「サトシナカモト」という人であること、しかし、実際その人がどんな人なのかは誰も知らない。
- ブロックチェーンの思想は「中央集権社会から分散社会へ」というものであること。
- イーサリアムブロックチェーンを使ったDappsが流行っていること
- web3.jsというブロックチェーン用ライブラリ群があること
元々仮想通貨は、単なる金儲けの道具というイメージがあったのですが、その背景には壮大な思想、歴史があることを知りました。
初めてビットコインを買ってみた
ブロックチェーン講座でブロックチェーン、仮想通貨の可能性を感じた僕は、2019年春に初めてビットコインを買ってみることにしました。
確かあのときはビットコインの価格は60万円ぐらいだったと記憶しています。
買ったのはちょうど10万円分くらい。GMOコインを使用して購入しました。
当時はものすごくワクワクしていたのを覚えています。
仮想通貨市場は好調で含み益が広がる
仮想通貨市場は好調で含み益がどんどん広がっていきました。
元々10万円だったのが2ヶ月後くらいには14万近くになっていたと思います。
きちんとした投資の勉強を始めた今だからわかるのですが、短期間で40%増ってものすごいですよね笑
ここで1回利確をしました。
ここでやめておけば良かったのですが、、、
自分は才能があると勘違いする
人生初めての投資で簡単に儲けを手にした僕はもっと増やしたいと思い、いくつかのアルトコインに手を出します。
これが終わりの始まりでした。
仮想通貨市場はそこで一旦ピークを迎え下落局面に入ってしまいます。
ここまで順調に増やしてきた資産がジリジリ減っていき気づいた時には元の10万円まで戻ってきていました。
儲けを取り返そうと短期トレードを始める
資金が元の10万円になりスタートラインまで戻ってしまった僕は、どうにか儲けを取り戻そうと短期トレードを繰り返すようになりました。
具体的には少しでも含み益が出たら利確してみたいな方法です。
しかし、素人の適当なトレードでは無謀でした。
少し利益が出たと思ったら、大きな下落に巻き込まれマイナスというのを繰り返しました。
そして気づいたら10万円あった資金が5万円まで減っていたという感じです。
失敗から学んだこと
失敗から学んだことは大きく分けて以下の2つです。
- 儲かっているのは運が良いだけ
- 余剰資金で長期保有が結局強い
それぞれ詳しく解説していきます。
儲かっているのは運が良いだけ
1つ目に学んだこととしては「儲かっているのは運が良いだけ」です。
基本的に投資や投機で含み益が出ているときは「自分って才能がある!」みたいな感じで調子に乗ってしまうんですよね。
例にもれず僕も調子に乗っている人のうちの一人でした。
しかし、実際儲かっているのはただ相場が上がっているだけで自分が含み益が出ているときはだいたいみんな儲かっています。
自分に特別な才能はないということを理解した上で「無駄に金額を大きくする」、「無駄に取引回数を増やす」などは避けた方が良いと思いました。
客観的に考えたら当たり前の話なんですけど、自分が勝ってるときって「もっと儲けられる!」ってリスクをとりがちなんですよね。
人間っていうのは難しい。
余剰資金で長期保有が結局強い
2つ目に気づいたことは「余剰資金で長期保有が結局強い」ということです。
今回の僕の例でもそうなんですけど、最初にビットコインを買ったときは60万円台でした。
たらればになりますが、無闇にトレードせずガチホしていれば今や600万円ですから10倍以上です。
短期目線の場合どうしても目の前の価格の変動に振り回されて売り買いを繰り返し含み損を増やしてしまいます。
特に仮想通貨の場合、価格の変動が激しいので難しいです。
「最悪ゼロになってもいいや」という余剰資金で長期保有であれば、そこまで熱くならずに冷静に持ち続け最終的に利益を最大化できる可能性が広がります。
僕自身イーサリアムを2019年に買ったETHを2000円分くらい売らずに残しておいたものがあるのですが、今や1万円を超えています。
ここまで長期で保有できているのは2000円という余剰資金、言い換えると「どうなってもいい金額」だったからではないかと思います。
仮想通貨のようにハイリスク、ハイリターンな商品は「増えたらラッキー!」ぐらいな感じで本気になりすぎないくらいの資金でやるのが良いかなと思います。
まとめ
今回は「仮想通貨で大損した話とそこで学んだこと」を紹介しました。
学んだこととしては
- 儲かっているのは運がいいだけ
- 余剰資金で長期保有が結局強い
もしこれから仮想通貨投資をしてみようという方がいたら「余剰資金で」というところに特に注意してやってください。