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大学受験失敗した人に聞いてほしい失敗の必要性|元学歴コンプが社会人になって思うこと

最近急に肌寒くなってきて、早くも冬の訪れを感じた。

ふと、この冷たい空気が僕の「大学受験」の思い出を呼び起こした。

せっかくなので今回は「大学受験の思い出」、「社会人になって受験について思うこと」を書いていきたいと思う。

 

自分をエリートと勘違いしていた高校時代

まず、受験について語る前に僕の高校時代のスペックを簡単に紹介したいと思う。

高校時代のスペック

  • 偏差値70近くの進学校に通う
  • 理系(高校内の成績は中の上)
  • 部活は文化系(楽できると思って入ったが、以外と大変だった)
  • 内向的だが、友達はできた
  • 彼女は当然いない

このスペックを見て分かる通り、そこそこの進学校に通う内向的な男子高校生だ。

しかし、当時の僕は自分に対して絶対的な自信を持っていた。

なぜなら自分は偏差値70の高校に通っているという自負を持っていたからだ。

昔から勉強だけは人よりでき、小学生、中学生と勉強はできた。

高校入学以降も、1年生の冬から予備校に通わせてもらっていたこともあり、成績は中の上くらいだった。

親戚は僕に対して「どこの大学に行くか楽しみねー」と期待してくれていたのを今でも覚えている。

勉強で承認欲求を満たす日々

社交性もなく、スポーツもできない。しかし、勉強だけは周りからも期待された。

勉強に関しては自分のことを認めてくれる。

勉強しか褒められるものがなかった僕は「勉強は自分の全て」、「勉強ができることが正義」という考えに陥った。

今考えると何も成し遂げていない高校生が何を言っているんだという感じだが、

当時は「難関国立大学とW大学、KO大学以外は大学じゃない」と本気で思っていた。

とにかく自分に相応しい偏差値の高い大学に入る。

そして、人からすごいと言われる。

それだけが目標だった。

大学受験に望むが結果は、、、

受験の結果が気になる人が多いと思うので結論から言おう。

結果は惨敗だった。

難関国立大学どころかW大学もKO大学も箸にも棒にもかからず不合格だった。

僕は絶望した。

これまで唯一アイデンティティとなっていた勉強が自分から失われてしまったのだから。

人よりできると思っていた勉強で負けてしまったら自分には何も残らない。

この受験失敗は人生で初めての挫折経験だった。

自分の無能さに気づいた大学生活

無気力な大学生活

受験は失敗したが、唯一合格をもらえた大学があったのでそこに進学した。

大学に入ってからの生活は無気力そのものだった。

普通の大学1年生だったらサークルに所属し、大学生活をエンジョイするものだ。

しかし、僕の生活は毎日ただ授業に出席する。週に2、3回バイトに行く。それだけだ。

サークルには入らなかった。

そのときは同じ大学の人と馴れ合いたくないという気持ちがあったからだ。

まだどこかで自分はもっと頭のいい偏差値の高い大学に入れたのにという気持ちがあったんだと思う。

自分の無能さを認める

大学生活を送っていく中で気づいたことがあった。

それは自分には何もないということだった。

他の人はサークルなどを通じて社交性を高めていたが、僕は無気力で何もやっていなかった。

遂にこの日が訪れた。

確かあれは就活を意識し始める大学2年の終わりぐらいだったと思う。

自分は何者でもない

その日、自分のことを無能で何者でもないということを認めた。

人生の主導権を握り始める

自分が無能だとわかった。ただ、普通の人生では終わりたくなかった。

どうせ一度しかない人生なら成功者になりたかった。

そこで自分の強みを作ることにした。

僕が選んだのは「プログラミング」、「英語」の2つだ。

いかにも情弱が選びそうなコンテンツだが、当時は本気だった。

プログラミングに関しては、機械学習の勉強を行なったり、大学で募集していた外部のブロックチェーンの講座に参加したりした。

英語に関してもイギリスでの海外研修に参加したり、TOEICの点数を上げる努力をした。

自分が何者でもないと気づく前まではプライドが邪魔をして何も行動をできなかった。

しかし、面白いことに自分が無能だと認めてからは失敗を極度に恐れなくなった。

人生が好転し始める

自分の意思で行動を始めてからは人生が楽しくなった。

新しい環境に行くことが増えたので、友達も増えた。

就活に関しても自分の意思で行動しているという自信ができたため、面接も大体上手くいった。

そして最終的には自分の行きたい企業からWebエンジニアとして内定をもらえた。

社会人になって思うこと

現在は、社会人1年目の会社員として働いている。

その中で大学受験の失敗について思うこととしては

「あの時失敗しておいて本当によかった!」

ということだ。

あの大学受験で成功してしまっていたら勘違い無能モンスターが生まれていたと思う。

大学受験で失敗した人は当然落ち込むと思う。

ただ、その失敗は「自分は何者でもないから努力しなければいけない」ということに気づくことができるチャンスなのだ。

若い頃は自分が優れていると思いがちだが、大体の人は大したことない。

しかし、元々大した能力がないやつでも努力をすれば上位に入ることはできる。

結局、「行動」、「努力」が重要なのだ。

学歴にコンプレックスを抱えている人たちの少しでも参考になったら嬉しい。