オタクが推しに貢ぐ3つの心理|元ラブライバーの僕がオタクの消費行動を考察
皆さん、「オタク」という言葉を聞くとどんなことを思い浮かべますか?
- アイドル
- 推し
- アニメ
- グッズ
↑のように色々なイメージがありますよね。
僕のオタクのイメージは「散財」です。
オタクの人はとにかくお金を使うイメージがあります。
なぜ、そんなイメージがあるかというと僕自身がオタクとしてお金を使っていたからです。
僕は高校生から大学生にかけて「ラブライブ」というアイドルアニメの大ファンでした。
今は超絶ケチな僕ですが、当時はオタクとしてグッズ、ライブに散財していました。
当時は夢中になっていたので特に疑問に思わなかったのですが、今、客観的に見ると何でこんな物買っていたんだろうと思うものが色々あったりします。
そこで今回は「オタクはなぜ推しに貢ぐのか?」というテーマでオタクの消費行動を分析してみたいと思います。
オタクはなぜ推しに貢ぐのか?
僕が考えるオタクが推しに貢ぐ心理は以下の3つです。
- 推しに会いたい
- 他のオタクにマウントをとりたい
- ステークホルダーになりたい
それぞれ詳しく説明していきます。
推しに会いたい
オタクが推しに貢ぐ心理の1つ目は「推しに会いたい」です。
オタクは基本的にライブなどリアルなイベントに参加することを生きがいにして生きています。
そして、そのイベントに参加するためには往々にして、抽選応募券が封入されているCDや円盤などを買う必要があります。
今の時代、便利なサブスクサービスがあるので、正直CDや円盤を買う必要性はほとんどありません。
オタクは推しに会うための抽選へ参加する権利を買っているのです。
ただ、これはあくまで抽選に参加するための権利でしかない場合が多く、必ずしもお金をかけたからといって報われないということが世知辛いところですね。
他のオタクにマウントをとりたい
オタクが推しに貢ぐ心理の2つ目は「他のオタクにマウントをとりたい」です。
オタクはTwitterなどのSNSでオタクのコミュニティ入っていることが多く、皆、SNSで情報交換をしています。
そんな中で誰も買わないような高いグッズを買っていたり、大量に同じグッズを買っていたりするとオタクの中でも一目置かれる存在になり、リツイートしてもらえる回数が増えたりし、リプがもらえるようになったりします。
そして、自分は他のオタクよりもお金を使っているという謎の優越感が感じられたりします。
こんな感じで承認欲求が満たされて気持ちいいんですよね。
陽キャの人達でいうところのインスタでいっぱいいいね押してもらいたいみたいな感情に近いと思います。
コンテンツが純粋だから買っている人ももちろんたくさんいらっしゃると思いますが、SNSでマウントを取りたくて商品を購入するという人も一定数いると思います。
ステークホルダーになりたい
オタクが推しに貢ぐ心理の3つ目は「ステークホルダーになりたい」です。
オタクは自分がお金を使っているコンテンツが有名になるととにかく嬉しいです。
ここでポイントになるのが「自分がお金を使っている」というところです。
お金を使っていないと部外者ですが、お金を使ったとなると自分が当事者になった気分になり、より一層自分のコンテンツの繁栄に対する喜びが大きくなります。
この感覚はおそらくオタクでないとよくわからない感情だと思うので、例を出して説明します。
競馬を見ていたとします。ただ、見ているだけだどの馬が勝とうが正直どうでも良いですよね。
しかし、100円賭けたことを想像してみてください。一気に当事者意識が増し楽しさが倍増します!
このように自分がお金をかけた対象がどのようになっていくか見ていくのは当事者意識があり、ワクワクします。
オタクが推しに貢ぐというのは一種の投資行動なのです。
将来、有名になる日を夢見て、オタクはお金を使うのです。
まとめ
今回はオタクが推しに貢ぐ3つの心理を紹介しました。
まとめると以下の通りです。
- 推しに会いたい
- 他のオタクにマウントを取りたい
- ステークホルダーになりたい
それぞれ人間の欲求を上手くビジネスに変えているのでオタクビジネスを始めた人はすごいなと思います。
もし、オタクビジネスを始めようという方はこの3つの欲求を上手く取り入れることが成功への近道になるかもしれません。